D7でスーパーかごを消毒抗菌

  静岡の物流センターに専用ライン設置

 物流業界では、コロナ禍にあってスーパーなどの買い物に使う“かご”の洗浄が大きな課題になっています。静岡県西部を中心に大手スーパー数社の買い物かごの洗浄を請け負っている(有)トップス・ジャパンは、かごの洗浄後の消毒・抗菌剤としてD7を採用。

 工場内に設置されたD7洗浄・抗菌ライン

 

 このほど同県森町の同社の物流センター内にD7専用ラインが設置されました。

同ラインは、ベルトで運ばれた買い物かごを、装置内の上下に設置されたノズルで20倍に希釈したD7を噴霧するもの。噴霧の粒子は1~5マイクロの超微粒の粒子で、かごはD7が充満した装置内を約5秒間かけて通り抜けます。

 D7で洗浄・抗菌されたかごを満足そうに見る杉山社長(左端)

 1つのラインの1時間の処理能力は1時間で720個。1日で6,000個近いかごを処理できます。当時に行われた抗菌試験でも過酸化水素水に反応する試験紙が、D7がくまなく買い物かごに噴霧されてることが確認されました。同社の杉山良信社長は、「これで安心してかごの洗浄抗菌ができ、お客さんにも安心してもらえる」と喜んでいます。

試薬での試験もパス