製品情報

D7の特性

D7は、非常に有毒な化学物質や細菌を迅速に中和できる水性系除染技術です。

食品媒介病原体、水媒介病原体、カビ胞子、病院で感染を引き起こす病原体、バイオフィルムに埋め込まれた細菌などの微生物の殺菌に有効です。

非常に穏やかな化学成分で合成されているため低い毒性と腐食性を有し環境にやさしいものとなっています。

フェンタニル、メタンフェタミン、シアン化物、ホスゲンなどの有毒化学物質を中和するのに有効です。

多種多様な場面で作用し様々なキャリア(泡、液体スプレー、フォグ)に組み込むことができます

歴史

D7ケミカルは、サンディア国立研究所からライセンスを得ています。サンディア国立研究所はもともと米国エネルギー省から提供された資金を通じて製剤を開発しました。サンディア国立研究所の当初の目的は、化学および生物学的戦争剤(例えば、神経剤、炭疽菌など)の除染を行うことでしたが、Decon7は他の多くの用途にその用途を大幅に拡大しました。現在、D7は軍用除染、民間の第一感染者の除染、人員除染、フェンタニル除染、食品加工施設の消毒、農業施設の消毒、カビ修復、洗濯消毒、および他の多くのアプリケーションに使用されております。

Chemistry　D7科学

D7は、界面活性剤(石鹸)、穏やかな溶媒、無機塩、および水を含む過酸化水素系製剤です。D7の過酸化水素濃度は約5.9%で、薬局で販売されているボトルの濃度と同様です。D7の化学は複雑ですが、以下の成分の組み合わせとなっています。

有毒な化学物質の場合、界面活性剤成分(石鹸)は、過酸化水素に作用し中和するためD7製剤に化学物質を溶解するのに役立ちます。生物材料(例えば、細菌、ウイルス、真菌)の場合、界面活性剤は微生物の細胞壁を軟化させ、過酸化水素が内部に浸透し完全に除去することを可能にします。D7の過酸化水素ブースターは過酸化水素と反応し、過酸化水素単体よりもはるかに効果的です。穏やかな化学物質のこのユニークな組み合わせは、多くの政府や民間施設での試験で実証されています。非常に有毒な化学物質や生物学的材料を中和するために相乗的な方法であり、 はるかに厳しい化学成分で構成されている製剤を上回ります

Testing of D7　D7のテスト

D7は、有毒な化学物質および生物学的材料の広いスペクトルに対して政府と民間施設の両方で広範囲にテストされています。テストされた材料の多くの概要を以下に示します(他の多くの材料もテストされています)。これらのテストはいくつかの、サンディア国立研究所の製剤(D7と同一である)が使用されました。これらのテスト(および他の材料)のレポートは、要求に応じてご利用可能です。

D7は、毒性の化学および生物学的材料を中和することができる非常に効果的な浄化剤です。D7製剤は非常に低い毒性および腐食性の特性があり、非常に穏やかな成分で構成されています。これはもともと軍事および民間の最初の応答アプリケーションでの化学および生物兵器エージェントの除染のためにサンディア国立研究所によって開発されました。D7は、食品加工施設の消毒、農業施設の消毒、カビ修復、洗濯消毒、フェンタニル除染などの用途を含む、当初の目的に対する使用を大幅に拡大しました。いずれの場合も、D7は様々なアプリケーションに対して非常に効果的なソリューションであることが証明されています

D 7調合法は3つの構成要素を含みます。

1.part1：アンモニウム化合物と界面活性剤の混合物

2.part2：過酸化水素

3.part3：ジアセチン(促進剤/推進剤)

Part1の属性

タグ：D 7part1

活性成分：3.20%：正アルキル基(C12−16−N，N−ジメチル−Nベンジル塩化アンモニウム)

不活性成分：96.8%、重量で計算し、完成品の49%を占める

ＰＨ値：10.6

Part1の役割：界面活性剤

Part2の属性

タグ：D 7part2

活性成分：5.98%-過酸化水素(H202)　不活性成分：94.02%、重量で計算し、完成品の                   

49%を占める

ＰＨ値：4.5

Part2の役割：酸化剤

Part3の属性

タグ：D 7part3

活性成分：100%−ジアセチンpart3部分が完成品の2%を占める(重量で計算する)。

ＰＨ値：中性 Part3の役割：触媒